昆虫の採集のしかた標本の製作のしかた標本の保存のしかた使用する道具について
展足法(てんそくほう)

標本の保存のしかた
(展足法)

画像

標本を1ヶ月ほど陰干ししたら、いよいよ標本箱にセットします。ここまでの作業が台なしにならないよう慎重に作業しましょう。

ムービーで確認する
( 02:50 )

@止め針を抜く

画像

ゆっくりと慎重に抜いていきましょう。

特に、爪やふ節、触角の部分は、針先の揺れで飛んでしまうことがあります。より慎重に抜いてください。

 

Aデータラベルを取り付ける

画像

「いつ」(年号は西暦で)、「どこで」(できるだけ詳しく)、「誰が」(フルネーム。漢字でもローマ字でも可)採ったのかがわかるようにデータラベルを作り、昆虫針に刺して、標本といつもいっしょに移動できるようにします。データのない標本は、学術的にはまったく意味がありません。これは、非常に重要な作業です。

 

B標本箱に入れる

画像

標本箱にはいつも防虫剤を1袋入れてください。入れすぎると箱の下のウレタンフォームに悪い影響を与えますので、必ず1袋だけにしてください。なくなったら交換して防虫剤を絶やさないようにしましょう。

体が大きな種は、昆虫針で体を支えてやりましょう。