昆虫の採集のしかた標本の製作のしかた標本の保存のしかた使用する道具について
展足法(てんそくほう)展翅展足法(てんしてんそくほう)

標本の製作のしかた
(展足法)

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セミの仲間は、普通、翅(はね)を広げずに甲虫類(こうちゅうるい)のように、左右が同じ形になるように展足をしてやります。複数の個体を採った場合、翅を広げる展翅展足標本も作るといいでしょう。
死んで時間がたって硬くなってしまったものは、チョウのところで登場した、軟化器の中に10〜15日くらい入れて、足などが動くようになったら、標本作りをします。

なお、標本製作法にはいろいろなやり方があります。ここで紹介する方法がすべてではありません。自分にとってやりやすい方法を工夫してください。

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( 01:58 )

@セミに昆虫針を刺し、展足板(てんそくばん)に固定する

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胸の真ん中にまっすぐに昆虫針を刺します。そのまま展足板に対しても垂直に刺して、体を固定します。体が回転するようなら、止め針で固定してください。

 

A足の向きを整えながら、止め針で固定していく

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左右が同じ形になるように、止め針で固定していきます。

 

Bデータのメモを添えて完成

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このとき添えるメモは、三角紙などに書いたメモ程度のデータで構いません。これを元に、データラベルを作ります。

完成後は、1ヶ月ほどそのまま日陰の風通しのいい場所に置いてしっかり乾燥させます。このとき、標本を食べるゴキブリや他の虫が近づかないよう、展足板の近くに防虫剤を2袋くらい置いておきましょう。