昆虫の採集のしかた標本の製作のしかた標本の保存のしかた使用する道具について
横向き標本製作法展翅展足法(てんしてんそくほう)

標本の製作のしかた
(横向き標本製作法)

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トンボの正式な標本製作法です。
トンボは、三角紙の中で飢え死にさせたあと、頭が向かって左側にくるように横にした標本を作ります。さらに、頭は、てっぺんが見えるように90度回転させます。
トンボは硬くなってからではうまく標本を作ることはできません。飢え死にしたらすぐに標本製作をしてください。

なお、標本製作法にはいろいろなやり方があります。ここで紹介する方法がすべてではありません。自分にとってやりやすい方法を工夫してください。

ムービーで確認する
( 07:12 )

@トンボに芯(しん)を入れる

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あらかじめエノコログサなどの茎(くき)を取ってきておいて、乾かしてトンボの芯の材料にします。

トンボに芯を入れる作業は、トンボが死んだ直後でないとうまくいきません。

 

Aトンボに昆虫針を刺し、展足板(てんそくばん)に固定する

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昆虫針は、頭を左側にした、横向きのトンボの胸の真ん中にまっすぐ刺し、展足板に対しても垂直になるように刺します。

 

B翅(はね)や足の向きを整えながら、止め針で固定していく

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翅は左右の前翅(まえばね)、後翅(うしろばね)を重ね、展翅テープで押さえ、止め針で固定します。

頭は、てっぺんがこちら側から見えるように90度回転させるように止め針で固定します。

 

Cデータのメモを添えて完成

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このとき添えるメモは、三角紙などに書いたメモ程度のデータで構いません。これを元に、データラベルを作ります。

完成後は、1ヶ月ほどそのまま日陰の風通しのいい場所に置いてしっかり乾燥させます。このとき、標本を食べるゴキブリや他の虫が近づかないよう、展足板の近くに防虫剤を2袋くらい置いておきましょう。